「採用してはみたものの、能力はイマイチ。当社の文化ともなじみそうにない」
「いい人材だと思って採用したけれど、数ヵ月で辞めてしまった」
こうした採用に関するミスマッチが起きていませんか? 採用にかかる費用は甚大。どうすればミスマッチなく採用できるでしょう? 防止方法のひとつに「その場で採用を決めない」があります。
勢いで決めた採用ほどトラブルが生じる
「人柄は申し分なく、スキルも十分で仕事への意欲も感じられる。今すぐ採用を決めないと、他社にとられてしまう」
採用面接で意気投合し、盛り上がった経験は何度もあることでしょう。すると、当事者同士にはその場の勢いが生まれます。求職者の方でも「社長をはじめ、担当者はいい人そうだし、自分を気に入ってくれている。待遇も悪くないので、この会社に決めてしまってもいいかな」と安易な気持ちで承諾してしまいがち。実は、勢いで採用を決めたために生じるミスマッチやトラブルは意外と少なくないのです。
たった1晩だけでも互いの意思決定の時間をつくる
採用は会社と求職者の双方の信頼関係があってはじめて成立します。よって、最後まで慎重に行いましょう。そのために結論を最低1晩寝かすことをおすすめします。もちろん、返事を何日も先延ばしにすると、優秀な人材ほど他社に採用されてしまうので、1晩だけで結構です。その1晩でお互いの意思決定の時間をつくるのです。
採用のミスマッチがあると、会社にとっても、いったん採用された社員にとっても不幸です。「この人材でいいのか」「この会社でいいのか」を互いに1晩考える時間設けることで、採用のミスマッチを防ぐことができ、双方に納得をもたらすでしょう。
既存商品の売れ行きが伸び悩んでいるとき、どんな手を打っててこ入れしますか?
いろんなやり方が考えられますが「ターゲットを見直す」ことが予想以上のヒットをもたらす可能性があります。今回はそんな事例を紹介します。
販売層を変えることで商品内容、販売チャネルも変わる
ヤクルトのヨーグルト飲料で「ミルミル」という商品があります。実は2005年に生産休止していたのですが、このたび再発売したところ大ヒット。その理由はターゲットの変更にあったのです。
1978年に新発売したミルミルは当初「強い子供になってもらう」というコンセプトの下、子供向け飲料として販売。そのため、少子化のあおりで売り上げがダウンしました。
このたび復活にあたり、主要ターゲットを子供からおとなへと変更。子供のころにミルミルを飲んでいた30〜40歳代に「腸の健康の大切さ」をうたったリバイバル戦略が功を奏しました。
ほかにも、ターゲット変更にあたって「甘味料をセーブしてカロリーダウンを図る」「整腸作用が望めるビフィズス菌の効力を強化」等、ミルミルの成分を見直しました。
また、販売チャネルを見直したことも見逃せません。従来は宅配中心だったのですが、スーパーやコンビニエンスストアといった小売店向けの販売も強化。今では宅配と小売店向けが半分ずつの販売量となっています。宅配は7本パック、スーパー向けは3本パック、コンビニ向けは単品で発売するなど、消費者のニーズに合わせた販売形態を取っているといった工夫を施しています。
ターゲットを変更することで、商品内容と販売チャネルを改善するアイデアがわき上がってきます。現在、売り上げが伸び悩んでいるけれど、これからも販売していきたい商品がある場合、まずはターゲットの変
更を軸としたリニューアルを検討してみてはいかがでしょう。