中小企業の財務体質の改善及び経営、会計データの有効活用をサポートいたします。

生駒会計事務所

兵庫県豊岡市弥栄町1番10号 

TEL: 0796-23-6688

FAX: 0796-24-2958

トップ 事務所案内 事業内容 お役立ち情報 お問合せ




新入社員の突発的な退職を防ぐ! GW明けの『メンタルヘルスケア』

GWをはじめとする長期休暇は、本来、心身をリフレッシュさせるための時間です。

しかし、休み明けのオフィスには、表情の晴れない社員の姿が見受けられることがあります。

これがいわゆる「五月病」の兆候です。

特に、新入社員や職場を異動したばかりの従業員にとって、4月の緊張感から解放された後のギャップは想像以上に大きく、適切なケアが行われないまま放置されると、突発的な離職という事態を招きかねません。

企業側が取り組むべき、連休明けのメンタルヘルスケアの重要性と、具体的な対策について、事例を交えながら解説します。

GW明けに忍び寄る「五月病」の実態とリスク

新しい環境に身を置きながら走り抜けた緊張の糸がプツリと切れてしまうのが、GW明けのタイミングです。

一般的に「五月病」と呼ばれるこの状態は、医学的な病名ではないものの、適応障害や抑うつ状態などと関連づけて語られることもあります。

就職や異動といった環境の大きな変化によって蓄積されたストレスが、休暇中のリラックスした状態から日常へと戻る際の重圧に耐えきれず、無気力感や強い不安、やる気の低下として表れます。

厚生労働省の調査によれば、仕事や職業生活に関して強いストレスを感じている労働者の割合は、近年50%を超える高い水準で推移しています。

かつて、メンタル不調は「個人の精神力の問題」と片付けられる傾向がありました。

しかし、労働人口が減少の一途をたどる現在、貴重な人材をメンタル不調で失うことは、企業にとって大きな損失となります。

採用コストや教育コストが無に帰すだけでなく、残された周囲の従業員のモチベーション低下や、組織全体の生産性悪化を招くからです。

そのため、メンタルヘルスケアは個人の努力に委ねるものではなく、企業が戦略的に取り組むべき重要な経営課題です。

従業員のメンタルヘルス不調を未然に防ぎ、健やかに働ける環境を整えることは、従業員の幸福度を高めるだけでなく、企業の持続的な成長を支える基盤となるでしょう。

未然防止・早期防止・復帰支援の3本柱

企業側が効果的なメンタルヘルスケアを実践するためには、状況に応じた「三段階の取り組み」を把握しておく必要があります。

「一次予防」は不調を未然に防ぐための取り組みです。

新入社員に対しては、過度なプレッシャーを与えすぎていないか、業務量が適切かを見直すことが重要です。

また、ストレスチェック制度を活用し、自分自身のストレス状態を客観的に把握させる機会をつくることも有効です。

職場全体の風通しをよくし、小さな悩みでも相談できる「心理的安全性の高い現場」をつくることが、一次予防の核となります。

次に、不調のサインを早期に見つける「二次予防」は、勤怠の乱れや表情の暗さ、ミスが増えるといった変化がないか、GW明けに管理職や周囲の従業員が意識的に目を配ることが大切です。

従業員の不調を早期に発見できれば、面談や業務調整によって重症化を防ぐことができます。

この段階において、管理職には部下の「いつもと違う様子」に気づく観察力が求められます。

そして、「三次予防」は、万一、不調に陥ってしまった場合の取り組みです。

休職が必要になった際のルール整備や、スムーズな職場復帰を支援する体制を整えておくことが求められます。

産業医や専門家と連携し、本人が安心して戻ってこられる居場所を確保しておくことが、再発防止と長期的な定着につながります。

従業員をケアするための具体的なアクション

職場におけるメンタルヘルスケアは、一次予防から三次予防を意識しながら、具体的なアクションを起こしていきましょう。

まず着手したいのは、コミュニケーションの質の向上です。

GW明けは、意図的に「雑談」や「1on1ミーティング」の時間を増やすことをおすすめします。

かしこまった面談だけでなく、ランチの時間や休憩時間に「休みはどう過ごした?」といった何気ない会話を交わすことでも、本人の心の張り具合を察知しやすくなります。

また、ワークライフバランスの改善も欠かせません。

新入社員は「早く仕事を覚えなければ」と無理をしがちです。

企業側から積極的に、余裕のあるスケジュール設定や定時退社、しっかり休息をとることの促進といった対策を講じることが重要です。

ゆとりを持つことが悪ではなく、パフォーマンスを発揮するために必要なプロセスであるという価値観を共有しましょう。

さらに、管理職に向けたメンタルヘルス研修の実施も効果的です。

部下の話に耳を傾ける「傾聴」のスキルや、不調のサインを見分けるポイントを学ぶことで、現場での対応力が格段に上がります。

加えて、社内の人間には話しにくい悩みを抱える社員のために、外部のカウンセリングサービスや、産業医に気軽に相談できるルートを確立しておくことも、大きな安心感を与えます。

GW明けのメンタルヘルスケアは、自社の実態に合わせ、継続的かつ計画的にケアを行うことが重要です。

入社直後の手厚いサポートはもちろんのこと、数カ月経って仕事に慣れてきた時期にこそ訪れる「中だるみ」や「二度目の五月病」にも警戒が必要です。

突発的な離職を防ぐためにも、従業員が連休明けに見せる小さなサインを逃さず、組織全体で適切なケアを実践していきましょう。

助成金の仕組みとは? メリットと失敗しないための注意点

助成金は返済不要で企業の取り組みを支援する制度ですが、要件を十分に把握していなかったり書類に不備があったりすると、不支給や返還命令につながる可能性があります。

制度を正しく活用するためには、メリットだけでなく注意点も理解しておくことが重要です。

今回は、助成金の基本的な仕組みと、利用する際に押さえておきたいポイントについて整理します。

助成金とはどういう制度か

助成金は、「企業の雇用維持」「労働環境の改善」「働き方改革」の推進を目的とした国の支援制度です。

たとえば、経済状況が厳しい企業が従業員を解雇せずに雇用を維持するために「雇用調整助成金」を活用するケースがあります。

また、中小企業が賃金引上げに向けた設備投資(作業の自動化など)を行う際、その費用の一部を補助する「業務改善助成金」などの制度もあります。

助成金を活用することで、労働者の雇用確保や職場環境の改善が進み、企業経営の安定化、活性化、従業員の生活向上につながります。

助成金の活用にはいくつかのメリットがありますが、主に以下のものがあります。

(1)返済不要の資金であり経営を後押しできる

助成金の最大の魅力は「返済不要」である点です。 設備導入、賃上げ、人材育成などに必要なコストの一部を補うことができ、企業の資金負担を軽減できます。

(2)制度の整備が企業の強化につながる

多くの助成金は、就業規則・人事評価制度の整備、労働時間管理の見直し、キャリアアップ計画の策定などを求めます。

これらは助成金受給の要件であると同時に、職場環境の改善や従業員の定着につながり、助成金以上の効果が生まれることも珍しくありません。

(3)複数制度の活用も可能

近年は「賃上げ」「人材育成(リスキリング)」「働き方改革」が国の重点施策となっており、関連する助成金も拡充されています。

たとえば、キャリアアップ助成金(正社員化)とトライアル雇用(一般トライアルコース)を組み合わせて利用できる場合もあります。

ただし、同一の訓練や対象者に対して複数の助成金が重複して受けられない「併給調整」には注意が必要です。

(4)企業の信用力向上につながる

助成金を申請するには、労働法令遵守、社会保険加入、適切な労務管理が必須です。

これらを整える過程で企業としての信頼性が高まり、採用活動や取引先からの評価向上にもつながります。

意図せず不正受給と判断されないために

助成金はメリットが多い一方で、要件が細かく、申請や受給に必要な書類の管理も厳格です。

そのため、意図せず不正受給と判断されるケースもあります。

(1)悪意がなくても「不正受給」と判断されるケース

助成金は受給にあたり、契約書・出勤簿・賃金台帳・就業規則などの書類によって取り組みの実績を証明する必要があります。

しかし、下記のような単純ミスでも不正受給あるいは不支給と判断される場合があります。

・契約日、実施日のずれ
・書類の誤記載
・要件期間外の実施

悪意がなくても「事実と異なる書類」を提出すれば不正とみなされるリスクがあるため、事前の確認と記録の徹底が必要です。

(2)労働法令違反があると申請不可

下記に該当すると申請が却下され、審査中の案件も不支給となる可能性があります。

・未払い残業・割増賃金不払い
・労働時間管理の不備
・最低賃金法違反
・就業規則や労働条件通知書の不備
・休憩、休日の違法運用
・労働保険未加入・未納
・健康診断の未実施
・一定期間内の解雇、会社都合退職の発生
・過去一定期間内の労働法違反

助成金は「法令遵守できている企業」を対象とした制度であり、受給するには日頃からの労務管理が欠かせません。

(3)不正受給と判断された場合のペナルティ

意図的な虚偽だけでなく、重大なミスがある場合も罰則を受ける対象となります。
主に下記のような処分が行われる場合があります。

・受給額の全額返還
・加算金(不正受給額などの20%)、延滞金の発生
・5年間の受給停止処分
・企業名・代表者名の公表や刑事罰

助成金を安全に活用し、メリットを得るためには、次のことを押さえておきましょう。

・取り組み前に要件を正確に理解する
・就業規則・雇用契約書の整合性を確認・改定する
・証拠書類を必ず残す
・スケジュール管理を徹底する
・社会保険労務士などの専門家に相談する

助成金は企業の雇用維持や職場改善を支援する有効な制度ですが、正しい理解と適切な運用が欠かせません。

メリットと注意点を把握し、法令に沿った適正な取り組みを進めることで、企業内部の仕組みも整備され、生産性向上や人材の定着向上に寄与します。

ぜひ活用を検討してみましょう。


5月 - may 2026

1日[金] 大安
2日[土] 赤口
3日[日] 先勝
4日[月] 友引
5日[火] 先負
6日[水] 仏滅
7日[木] 大安
8日[金] 赤口
9日[土] 先勝
10日[日] 友引
11日[月] 先負
12日[火] 仏滅
13日[水] 大安
14日[木] 赤口
15日[金] 先勝
16日[土] 友引
17日[日] 仏滅
18日[月] 大安
19日[火] 赤口
20日[水] 先勝
21日[木] 友引
22日[金] 先負
23日[土] 仏滅
24日[日] 大安
25日[月] 赤口
26日[火] 先勝
27日[水] 友引
28日[木] 先負
29日[金] 仏滅
30日[土] 大安
31日[日] 赤口
【皐月(さつき)】
  ●誕生石:エメラルド