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日頃から税務署対策をきっちりしておく(飲食業編)

突然の訪問であわてない準備を

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 飲食業界における税務調査の特徴は2つあります。

 1つめが事前調査です。

 お客を装って税務署員が注文して、いろいろと調べて回るのです。

 事前調査では、レジの近くの席に座ることが多いようです。

 その際にレジに打ち込んでいるのはアルバイトか経営者か、つり銭の管理はどのようにしているのかをチェックします。また、客数と回転率をみることで、おおよその売上高を把握します。ほかにも、席数、店舗面積、駐車場台数、男女・年齢比、客の来店時間帯などもチェックしています。

 2つめが、税務署員がある日突然訪問してくることです。

 これを現物確認調査(通称:現況調査)といいます。

 突然の訪問にあわてずに済むよう、日ごろから税理士と相談して準備をしておきましょう。

 

税務署員の心証をよくする努力をする

 突然の現況調査に備えること、それは日々の売上金の管理です。

 当日の売上はいくら疲れていても、その日中にレジペーパーから売上元帳に転記するのを忘れないでください。中小零細事業者の場合、ここで税務署員の心証をよくすると、あとをラクに乗り切れます。レジに入れておくのは、つり銭と小口現金のみにしておきましょう。

 

 つぎに材料在庫の棚卸です。在庫の棚卸伝票はもうかっているお店ほど正確を期する傾向にあります。優秀な経営者はロス率を知りたいからです。在庫のロス率は、粗利に大きな影響を与えます。これは飲食業の勝ち残り戦略として必須事項ですから、税理士の指導のもと、きっちりと在庫管理できる仕組みをつくりあげてください。棚卸がしっかりとできていると、税務署への心証だけでなく、自社の経営が上向くはずです。

 人件費についても細心の注意が必要です。

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