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「規模が大きい・小さい」は関係ある?その2

”いい税理士”社長の勘違いPart2

「規模が大きい・小さい」は関係ある?その2

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あくまでも自分が何を求めているか、で税理士を決めるべきです。

記帳だけでいいのか、月次決算まででいいのか、それとも税務監査やコンサルティングといったレベルまでを期待するのか、
それによって、事務所の得意不得意がありますから、質問をして、対応してくれるかどうかを確認するのがよいでしょう。
また、税理士業というのは、一種のソリューションビジネスですから、あなたがかかえている問題を解決してくれる人がいいでしょう。

ここで規模にとらわれない、いい税理士選びの目安を1つ紹介します。
それは、質問上手な税理士です。
税理士さん:「最近、通信費が急激に増えていますが、どうされましたか?」
社長さん :「新製品のアプローチでダイレクトメールをたくさん出しています」
税理士さん:「広告宣伝のためのダイレクトメールなどの通信費なら、勘定科目を通信費にするより、広告宣伝費とした方が、
より経営の実態に即した会計になりますよ。ところでダイレクトメールの反応はいかがですか?」
社長さん :「いやぁ、いまいち引き合いが伸びないんだよね……」
税理士さん:「最近はダイレクトメールより、Webを使った広告やEメールなどで、新規顧客の掘り起こしをやっている企業が
増えています。当事務所の関与先にWebのコンサルティングをやっているところがあって、ひじょうに評判がよいので、
今度そこの社長さんをご紹介しましょうか?」

というように、質問上手な税理士さんなら、その会社がかかえる問題点を第三者の視点でみることができます
例えば、作家を例に上げて考えてみましょう。
作家という職業に一番大切なのは、編集者です。
編集者は作家が書いている文章が面白いか、面白くないか、一番早く目にする読者として、的確な意見を述べてくれるからです。
経営者と税理士の関係は、作家と編集者のそれに似ています。

税理士は、その会社の売上や経費といった数字を、誰よりも早く見ることができる存在ですから、
うまく活用すれば、会社のよきアドバイザーになれる存在なのです。

いい税理士と出会うには、税理士事務所の規模の大小で判断すべきではありません。
それよりも自分が税理士にどんなサービスを求めているのかどうかが重要です。
まずは、この点を明確にすることが第一です。
また、一般的な税理士事務所の場合、実際には税理士の先生よりも担当の職員さんと顔を合わす機会が多いので、
契約までに担当者を紹介してもらい、この人とうまくやっていけるかどうか確認しておくのがよいでしょう。

 

とはいえ、まずもって税理士がどのようなサービスを展開しているのかを
調べるのは、なかなか難しいです。
当サイトでは、たくさんの税理士を簡単に比較しながら検索することができます。
ぜひ利用してみてください。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
顧問税理士ドットコム

その1はこちら
「規模が大きい・小さい」は関係ある?その1

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